Camino de Ignaciano(イグナチオ・ロヨラの道)その2


3.イグナチオ・ロヨラの道 (Camino Ignaciano)
        サラゴサ(Zaragoza)からロヨラ(Loyola)へ   

  

   3.1  サラゴザ(Zaragoza)からアラゴン(Alagón)へ
       2019年10月14日(月)  曇り時々雨  16.5Km (30.5Km)  28,773歩    
 
   

     Zaragoza (07:40) =(バス)= Utebo (08:15) ー Sobradiel(09:40)ー Alagón(12:30)
  

 今日から中盤のログローニョ(Logroño)のまでの行程が始まります。これまで天候は晴れ続きでしたが、やや天気の変わり目に来ている様です。今日もバスでウテボ(Utebo)まで乗ってそこからスタートする事にしましたがバスは市内バスで通勤客で満員でした。
 街のバルで朝食を食べて出発し街を抜けると野菜畑が広がり数日前の荒野と大きく異なっています。1時間程度でソブラディエル(Sobradiel)の街の公園に入ります。人口は約750名程度との事で小さな街ですが素晴らしい教会(Santiago Apóstal)があり正面にサンティアゴヤコブ像がありました。再び歩き出すとこの行程で初めての雨になりましたが、それ程の強い降りでは無くアラゴン(Alagón)の街へ着きました。Alagónの街にもAlbergueは無いのでイスラム様式の尖塔がある教会(Igresia de SanPedro)前のHostalへ行きましたがクレデンシャルのスタンプはCasa de Culturaで貰った方が良いとの事で教会(Igresia San Antonio de Padua)にある事務所へ行きました。事務所の担当者は親切にも教会を開けてくれて内部の説明をしてくれました。 

 宿泊先:Hostal Restaurante Baraka

  

   *この行程の注意事項、コメント 

① Uteboまでバスを利用しましたがZaragozaから歩くと30Kmあり市街地と工業団地を通る事になります。

② Uteboから標識も多くアップダウンも無く問題はありません。

Alagon1 Alagon2
     アラゴンの山を望む      Camino del Ebroの案内版
Alagon3 Alagon4
  SobradielのSantiago Apóstal   AlagónのCasa de Cultura

 

 

   3.2 アラゴン(Alagón)からモアジェン(Mallén)へ    
          2019年10月15日(火)  晴れ     21.7Km (31.8km)   37.536歩 



     Alagón (07:30)― Cabañas de Ebro(8:40)ー Alcalá de Ebro(09:30)
           ー Luceni (11:20)ー Gallur(13:20)=(タクシー)= Mallen(14:40)


 AlagónのHostalを出ると今日はまた良い天気で久しぶりの雨で空気が爽やかに感じました。高速道路(AP-68)を渡ると一旦エブロ河沿いに出ますが暫く歩くとカバニャス・デ・エブロ(Cabañas de Ebro)の村に着きます。河沿いのBarでコーヒーを飲んで再び農道を歩いて行くと”Finca La Isura Barataria”と書かれた立派な門構えの家がありましたがここは高級なリゾート施設の様です。
 アルカラ・デ・エブロ(Alcalá de Ebro)の村には教会(Iglesia parroquial de la Santísima)がありましたが、この村は小説ドン・キホーテのサンチョ・パンザがドン・キホーテで支配した架空のイスラ・バラタリア(Isura Barataria)に纏わる村です。ここから巡礼路はエブロ河沿いになりサンチョパンサの説明板のある休憩施設などもある快適な道で河にはコウノトリの巣も見えました。
 ルセニ(Luceni)の村を出るとアラゴンの山も見えてきて、道路(VP-24)を歩いてガジュル(Gallur)の街に着きました。 この街には公営のAlbergue(Albergue de peregrinos de la Ruta del Ebro)があるはずでしたが閉鎖されていました。昼食を食べて相談しましたが明日の行程もトゥデラ(Tudela)までの行程も40Km程度あるので今日は10Km先のモアジェン(Mallén)まで行く事にしてタクシーで移動しました。
 Mallénは小さな街でしたが図書館の上の階に新しい設備の完備したAlbergueがあり、親切なアルゼンチン人のHospitaleroがいて夜は食事をしながら一緒に遅くまで話をして過ごしました。

 宿泊先:Albergue de Pergrinos Mallén

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① Cabañas de Ebro、Luceni等にBarがあり適度に休憩をする事が出来ます。Mundicamino等のサイトではGallurのAlbergueの紹介がありますが、我々が訪れた日は閉鎖されていました。

② 標識も完備されアップダウンも無く問題はありません。


Gallur1 Gallur2
       リゾート施設      エブロ河沿いの休憩施設
Gallur3 Gallur4
Iglesia parroquial de la Santísima      GallurのAyuntaminento
 
 
 

   3.3 モアジェン(Mallén)からトゥデラ(Tudela)へ    
          2019年10月16日(水)  晴れ     28.7Km     42.500歩 



     Mallen (07:30)― Cortes(8:40)ー Ribadeforada(10:10)
                        ー El Bocal(11:30)ー Tudela(13:10)


 朝、アルゼンチン人のHospitaleroが散歩がてらと言いながら親切にも5Kmほど一緒に歩きコルテス(Cortes)まで見送ってくれた。Cortesの街を出ると暫く一般道でやがてRenfeの線路沿いの道になります。とにかく直線の狭い道で途中の工場の箇所で道が不鮮明になり線路の脇を歩きましたが約2時間程単調な歩きになりました。
 やっとリバフォラーダ(Ribaforada)の街に着いてBarで休憩が出来ました。街のはずれから16世紀に建設されたZaragozaまで100Km程度続く運河(Canal Imperial)沿いの快適な道になります。約1時間強でエル・ボカル(El Bocal)に着きましたが運河沿いの公園の様な場所で様々な施設があるようです。
 El Bocalから再び農道になり久々に25Kmを越える歩きに多少くたびれて来た頃にトゥデラ(Tudela)のAlbergue Juvenilに着きました。荷物を降ろして市内見物に出かけましたが、ここはナバラ州でも2番目に大きな都市でエブロ河沿いの戦略的に重要な都市として9世紀ごろから発展し一時はユダヤ人が支配していたとの事です。街の広場(Plaza de los Fueros)や聖マリア大聖堂(La Catedral de Santa Maria de Tudela)のファサードなど歴史的な建築も多く見どころのある街です。

 宿泊先:Albergue Municipal de la Juventud

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① Ribaforada手前の線路沿いの箇所で工場があり道が不鮮明です。地図では工場の裏手を迂回する様になっています。

② RibaforadaにはBar、レストランがあり休憩が出来ます。(その他の途中にはBar等はありません。)


Tudela1 Tudela2
      Renfeの線路脇を歩く       Canal de Imperial
Tudela3 Tudela4
       El Bocal     Plaza de los Fueros

 
 

   3.4  トゥデラ(Tudela)からアルファロ(Alfaro)へ    
           2019年10月17日(木)  曇り時々雨     25.6Km   44.868歩 



     Tudela (07:40)― Renfeの線路を渡る(10:30)ー Castejón(12:20) ー Alfaro (13:40)


 Alberugeを出発してエブロ河に架かる石橋を見るために河原へ出てみましたがあいにくまだ暗く全景を確認する事が出来ませんでした。 線路沿いの道へ出ると高台にキリスト像(agrado Corazón de Jesús)が見えます。暫く歩くとエブロ河沿いの道が分岐しているので川沿いの道を歩くことにしました。エブロ河は時々木々の間から見える程度でしたが静かな農道を歩くことが出来ました。再び道路に戻ってRenfeの線路を渡り線路沿いの道路を歩きます。
 約2時間程度道路に並行した単調な農道を道を歩いてカステフォン(Castejón)の街へ着きBarで休憩をしました。街を出る所で国道(N-113)を渡るとリオハ州( La Rioja)の看板がありここからリオハ州です。リオハ州に入ると一転して緑が多くみられる様になりました。時々ブドウ畑もありさすがに有名なワインの産地であることを思わせます。約1時間程度でアルファロ(Alfaro)に着きましたが、ここはAlberugeがあり公園に面した小さな家を使用した家庭的なAlbergueでAlfaroの友の会が運営しています。ボランティアのHospitaleroも常駐しており大変親切で一緒に食事を食べることになりました。

 宿泊先:Albergue de Pergrinos Alfaro

 

   *この行程の注意事項、コメント   

① Tudelaを出てすぐにエブロ河沿いの道への分岐があります。川沿いの道を歩くと約2Km程度遠回りになります。

② CastejónにはBar、レストランがあり休憩が出来ます。(その他の途中にはBar等はありません。)


Alfaro1 Alfaro2
      エブロ河沿いの道     Castejónへ向かう
Alfaro3 Alfaro4
      Rioja州へ入る       Albergue de Alfaro

 
 

   3.5  アルファロ(Alfaro)からカラオラ(Calahorra)へ    
           2019年10月18日(金)  曇りのち晴れ     25.6Km   44.868歩 



        Alfaro (07:20)― Rincón de Soto(10:10)ー Calahorra (13:30)


 Hospitareloに見送られてAlfaroを出発すると一昨日と同様にRenfeの線路沿いを歩きますが、線路からやや離れた農道で野菜や果樹園の中を気分よく歩けます。次第にブドウ畑が多くなり運河の様な水路を渡り単調な道を3時間程度歩いてリンコン・デ・ソト(Rincón de Soto)の街へ着き駅の近くのBarで休憩をしました。 再び歩き出すと暫く収穫後の畑を過ぎて広大なブドウ畑がありました。昨年はオリーブ畑ばかりでしたが今年はブドウ畑になりました。やがて前方から馬に乗った農家の人が多くの羊を連れて歩いてきましたが牧羊犬が巧みに誘導しています。羊の列は200m程度は続きました。
 前方の高台にカラオラ(Calahorra)の街の建物が見え始め水路を渡って市内へ登って行きます。Albergueは新しい建物でレストランが併設されたHostalと同様の設備でした。Calahorraはリオハ州で第2の都市てエブロ河ととシダコス川の合流地点にありローマ時代から栄え17世紀の大聖堂(Catedral de Santa María de Calahorra)もありナバラ州のTudelaと同様に歴史を感じる市内でした。レストランのテラスから夜景が美しく友人とリオハワインで楽しみました。

 宿泊先:El Albergue

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① この区間もRincón de Soto以外にBarやレストランはありません。

② 標識も完備され、Calahorraの街へ登る程度で途中はアップダウンも無く問題はありません。


Calaorra1 Calaorra2
     Rincón de Soto        広大なブドウ畑
Calaorra3 Calaorra4
       羊の群れを誘導中  Catedral de Santa María de Calahorra

 
 

   3.6  カラオラ(Calahorra)からアルバル(Arrúbal)へ    
           2019年10月19日(土)  晴れ    19.1Km (34.1Km)  35.494歩 



     Calaorra (08:20)=(タクシ)= 15.0Km地点(高速道路(AP-68出口)(9:05)―
                             Alcanadre(10:40)ー Arrúbal (13:40)


 Calaorraの観光案内所で確認するとアルカナドレ(Alcanadre)のAlbergueは閉鎖中との事で次の宿泊先のあるアルバル(Arrúbal)までは約34Kmあるのでまたバスの便を確認しましたが週末は運休との事でした。そこでタクシーの駐車場で聞いてみると丁度自分も自転車でCaminoを走っていると言う運転者に出会いAlcanadre手前の高速道路出口まで乗ることにして翌日の乗車を予約しました。
 朝に昨日のタクシーが迎えに来てくれAlcanadreの約15Km手前まで乗車しました。暫く高速道路(AP-68)沿いを歩き高速道路から離れてやや坂道を登ると一面のブドウ畑が広がっていました。道を下るとAlcanadreの村へ着きます。時間は早かったのですがBarへ入ってAlbergueが閉鎖された訳を聞きました。Barの主人の話ではAlberugueは駅の通りにあったとの事ですが村で管理する事が出来なくなったとの事です。
 RenfeのAlcanadre駅を過ぎて線路沿いを歩いていくとやがて線路の反対側に高い崖が出てきました。途中に野鳥の観察小屋があり案内版の説明を見ると崖に鷲(águila)が生息しているとの事です。見上げると数羽の大きな鷲が崖の途中に止まっているのが見えました。道はエブロ河沿いの道になり木立の間から水量も多い川面が美しく見えました。
 アルバル(Arrúbal)のAlbergueは教会の裏手にあり新しい設備です。村の集会などにも使用されるのか居間も広くテレビやソファー等も完備されています。あいにくレストランは無くBarで簡単なボカディージョを作って貰らいました。明日はいよいよログローニョ(Logroño)へ着くので高台のAlberugeの前から遠くの夜景を見ながら久々の都会を楽しみにしたいと思いました。

 宿泊先:Albergue de Pergrinos Arrúbal

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① AlcanadreのAlbergueは当分閉鎖される様です。Alcanadreには他に適当な宿泊場所がありません。

② 標識も完備されアップダウンも無く問題はありません。


Arurbal1 Arrubal2
       広大なブドウ畑      RenfeのAlcanadore駅
Arrubal3 Arrubal4
       野鳥観察小屋     Albergue de Arrúbal

 
 

   3.7  アルバル(Arrúbal) からログローニョ(Logroño)へ    
           2019年10月20日(日) 晴れのち曇り     18.0Km   37.291歩 



     Arrúbal (07:30)― Agoncillo(08:35)ー Recajo(09:20) ー Logroño (13:40)


 村を出て1時間程度でアゴンシージョ(Agoncillo)の村に着きます。この村には小さな村ですがアグアスマンサスの城(Castillo de Aguas Mansas)と呼ばれる13世紀に建設された城があります。スペインでも保存状態が良いことで有名です。またこの村にはサッカーチームも有しています。
 村から国道(N-232)及び高速道路(AP-68)沿いの道になりやや高い所から小さい飛行場が見えますが、この飛行場はかつて軍用空港でしたが現在は民間に払い下げられログローニョ飛行場として使用されています。
 国道沿いに適当なBarが無くレカホ(Recajo)の近くのガソリンスタンドの自販機でコーヒーを飲んで休憩しました。やがてログローニョ(Logroño)の街へ近くなるとエブロ河沿いの道になり公園を通って街中へ入りました。ピエドラ橋(Puente de Piedra)の所でフランス人の道と交差し、橋の入り口にある観光案内所でクレデンシャルのスタンプを貰いました。フランス人の道を歩く巡礼者も多くみられます。
 とりあえず街の広場(Plaza de Mercado)へ行ってビールで乾杯し、多くのAlberugeのリストからどこに泊まるか相談しました。広場の前にはログローニョ大聖堂(Concatedral de Santa María de la Redonda)がありました。
 Alberugueはメイン通りに近いところに決めましたが夜には仲間のJavierさんが戻ってきて明日からのルートを相談しました。


 宿泊先:Hostel Entresueños Logroño

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① Agoncilloは時間が早かったので確認できませんでしたがLogroñoの街まで適当なBar等はありません。

② 標識も完備されアップダウンも無く問題はありません。AgoncilloからRecajoまで国道(N-232)は交通量も多く注意が必要です。Recajoを過ぎると国道を離れ一般道になります。


Logrono1 Logrono2
   Castillo de Aguas Mansas      ログローニョ飛行場
Logrono3 Logrono4
     Puente de Piedra      Calle Portales

 
 

   3.8  ログローニョ(Logroño)からラプエブラ・デ・ラバルカ(Lapuebla de Labarca)へ    
           2019年10月21日(月)  晴れ     13.0Km   29.197歩 



     Logroño (08:00)― Mirador(09:50)ー El Cortijo(10:10)ー La Estación(12:05)
                     ー Lapuebla de Labarca (12:40)=(車)= Laguardia


 いいいよ今日から後半のバスクへ向かいます。ガイドブックのコースではフランス人の道のナバレテ(Navarrete)を経由してバスク州のラガーディア(Laguardia)へ歩くコースになっていますがエブロ河沿いにハイキングルートのGR99を経由するルートがあり直接にラプエブラ・デ・ラバルカ(Lapuebla de Labarca)へ行くことが出来るのでこのコースを歩くことにしました。
 エブロ河沿いにLogroñoの街の北側へ回り一旦エブロ河を見下ろす高台へ登りますが遠方にバスクの山々が見えてきました。坂を下りエル・コルティホ(El Cortijo)村へ向かいます。村のBarで休憩してラ・エスタシオン(El Estación)への道を確認しました。村を出るとエブロ河沿いののどかな農道を歩きます。道路(LR-251)へ出るとNavarreteからの巡礼路の標識がありました。El Estaciónを過ぎてRenfeの線路を渡るとエブロ河に架かる橋があり、ここがリオハ州とバスク自治州のアラバ(Alava)州の州境になっています。
 坂を登るとLapuebla de Labarcaの村になります。ここに仲間のMikelの妹さんが住んでいるので今日はここで泊まることにして宿に荷物を降ろして食事をして挨拶をしました。
 午後から妹さんが車でLaguardiaを案内して頂きました。Laguardiaの街は12世紀にサンチョ王が建設した城壁に囲まれた歴史的な街で教会(Iglesia de Santa María de los Reyes)のファサードの彫刻は見事でガイドツアーがありました。またワインの産地としても有名で多くのホテルやレストランもあって観光客が大勢グループで来ていました。
 

 宿泊先:Barkero-Etxea

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① ハイキングルートのGR99はCamino Natural del EbroとしてEbro河沿いのルートですがLogroñoを経由するSendero del Ebroの派生ルートがありEl CortijoーEl Estaciónを通っています。
 Logroñoのエブロ河沿いのイスラ公園付近からGRルートの標識があります。

② El CortijoにBarがあり休憩が出来ます。


Lapuebra1 Lapuebra3
      バスクの山々を望む      エブロ河沿いの道
Lapuebra31 Lapuebra4
   El Estación付近から      バスク自治州・アラバ州
Lapuebra5 Lapuebra6
  Lapuebla de Labarcaからのエブロ河      Laguardiaの城壁



   3.9  ラプエブラ・デ・ラバルカ(Lapuebla de Labarca)からヘネビリャ(Genevilla)へ    
           2019年10月22日(火)  曇り一時雨     16.0Km   26.743歩 



      Lapuebla de Labarca =(車)= Kripan (07:50)― Meano(09:50)
                ー Lapoblación(10:05) ー Cabredo(11:30)- Genevilla (13:40)


 今朝はMikelの妹さんが車でクリパン(Kripan)まで送って頂き村の出口で下車して歩き始めました。正面に岸壁がそびえて山道はまっすぐに約250m程度を1時間程度で登ります。久々の朝一番の急登に息が切れましたが岸壁の下まで登ると道は岸壁の下を回るようにやや平らになり、マエノ(Maeno)の村が見えてきました。
 Menoの村の広場に下りて村の人にBarがあるとか聞くと集会場で週末のみオープンとの事で諦めて先へ歩くことにしましたが、曇っていた空からぽつぽつと雨が降り出し雨具を着こみました。ラポブラシオン(Lapoblación)までは道路(NA-7211)を歩き1時間程度で着きましたが道路沿いに小さな教会(Igresia de San Roque)が建っています。ここから巡礼路は山側の山道に入りますが雨も降っていて道も悪そうなのでそのまま道路を下る事にしました。2Km程度で山道からの巡礼路が道路に交差して下る道がありましたので巡礼路に戻り山道を下りましたが急な下り坂でやっと畑の見えるところまで下ると幸いにも雨も上がりました。
 道路(NA-743)に出てカブレド(Cabredo)の村の水場で休憩してヘネビリャ(Genevilla)まで道路に並行した農道を歩きます。 GenevillaではHostalを予約してありましたが村にもレストランやBarは無く約5km先のサンタ・クルス・デ・カンペソ(Santa Cruz de Campezo)まで行き必要があるとの事で手持ちの菓子等を皆で食べて夕食まで待ちました。
   

 宿泊先:Casa Rural El Encinedo

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① Kripanの村から山道へ入る所に道標がありましたが、その他矢印等は全体に少ないです。

② ガイドブックの行程でLaguardiaで宿泊するとさらに10㎞(約3時間)程度を必要とします。

③ Genevillaの村にはBarや商店は無く、5Km先のSanta Cruz de Campezoまで歩く必要があります。


Genevilla1 Genevilla2
       Kripanの岸壁       Maeno村の入り口
Genevilla3 Genevilla4
   Iglesia de San Roque         Genevilla

 
 

   3.10  ヘネビリャ(Genevilla)からアルダ(Alda)へ    
           2019年10月23日(水)  曇り時々雨     15.0Km   35.188歩 



     Genevilla (08:30)― Santa Cruz de Campezo(09:20)ー Oteo村入り口(10:50)
                       ー San Vicente de Arana(12:30) ー Alda (13:00)


 天候の変わり目になっているのか今日も曇り空で時々ぽつぽつ雨が降っています。農道を歩きGenevillaから1時間程度でSanta Cruz de Campezoの街です。ここからサン・ビセンテ・デ・アラナ(San Vicente de Arana)まではアントニャーナ(Antoñana)を通るルート、やや山越えのオルビソ(Orbiso)を通るルート及び道路(A-2128)で直接にSanta Cruz de Campezoへ向かう3本がありますが、雨も降っているので道路を歩くことにしました。(道路歩きはオリジナルな巡礼路ではありません。)
 Santa Cruz de Campezoの街を出ると静かな農村地帯で直ぐに山間の道になります。周囲は丁度紅葉も始まって川沿いの交通量も少ない静で歩きやすい道でした。途中で山間にオテオ(Oteo)村のバスク特有の家が見えます。やがて雨も止み雲間に青空も見えだしてSan Vicente de Aranaの村に着きました。チーズ工場の隣にBarがあるレストランがありましたが時間も早いのでBarでボカディージョを作って貰ってアルダ(Alda)の宿に向かいました。
 AldaもAlbergueは無いので1軒だけあるCasa Rural(バスクでは"AgroTurismo”)に予約してありましたので午後はゆっくりしていましたが夕方に明日の昼食のボカディージョをお願いするとパンが不足しているとの事でした。仕方なく夕食前に San Vicente de AranaのBarへ再びボカディージョを買いに往復する事になりました。

 宿泊先:Casa Rural Bitegi Etxea

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① Santa Cruz de CampezoからSan Vicente de Arana間のルートは天候や時間を考慮して選択する事が良いと思います。距離的にはOrbisoを通るルートが近いです。(約18Km)

② 道路(A-2128)は道路標識で確認しました。その他標識(矢印)はあまりありません。

③ Aldaは役場と数軒の民家がある程度でBarや商店はありません。


San Vincente1 SanVincente2
      道路(A-2128)を歩く          Oteo村
San Vincente3 San Vincente4
    San Vicente de Arana          Aldaの役場
 
 
 

   3.11  アルダ(Alda)からアライア(Araia)へ    
           2019年10月24日(木)  曇り後時々雨     22.0Km   36.538歩 



     Alda (08:20)― Puerto Nuevo(09:40)ー Opakua(A-2128)(10:35)
         ー Puerto Bikuña (12:05)ー San Román de Millán(13:40)ー Araia(14:30)


 いよいよ今日から3日間は山歩きとなりますが朝は残念ながら曇っていました。宿の主人に見送られ30分程度道路を歩いて次のウリィバリ(Ullibarri)村から山道に入りました。登りは急坂でしたが40分程度で登り切ったPuerto Nuevoへ着きましたがここからは平坦な良い道になり林間の中を暫く歩きます。やがて一面低木の開けた高原の台地に出て芝生の様で快適な道になりました。一旦道路(A-3114)を横断して歩いて行くと遠方の山々が見え始め再び道路(A-2128)があり”Opakua 1020m”の看板がありました。道は牧場の様な場所へ出て作業小屋もありましたが道は不鮮明になりましたが、そのまま牧場を歩くと前方が見通せる崖淵に出てアライア(Araia)方面への道標がありました。また広い道路になって暫く歩くと幸いにも雲が切れて薄日もさしていますので最高地点と思われるPuerto Bikuñaまで登って持参したボカディージョの昼食としました。
 ここからは急な下りになり1時間程度でサン・ロマン・デ・ミリャン(San Román de Millán)の村の道路に着きました。休憩をしようかとBarを探しましたが近くには無くRenfeのAraia駅の待合室で暫く休みAraiaの村へ向かいました。
 Araiaの村にはMikelの友人宅があり今日はそこで泊めて頂く事になりました。別荘の様な家でピザ窯で大きな豚肉を焼いて地元のワインで夕食を楽しみました。

 宿泊先:個人宅(Araia)

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① Aldaからの登りは標高差300m程度で40分程度ですがAraiaから歩くと標高差は500m程度です。高原状の台地で道が不鮮明になる個所もありましたが特に問題はありません。広い場所なので濃霧等の際は注意が必要です。

② AldaからSan Román de Millánまでは民家も無くBar等も有りませんので昼食・飲料水などの持参が必要です。(AldaにもBarや商店はありませんのでSan Vicente de Aranaで購入しておく事が必要です。)

 

Araia1 Araia2
       高原状の台地        Puerto Opakua
Araia3 Araia4
 San Román de Millánへの道標        崖から西方面を望む
Araia5 Araia6
      Puerto Bikuñaから   San Román de Millánへ下る

 
 

   3.12  アライア(Araia)からアランサス(Arantzazu)へ    
           2019年10月25日(金)  晴れ     18.0Km   30.474歩 



     Araia (08:40)― Zumarraundi(10:40)ー San Adrianへの分岐(11:15)
        ー Refugio de Urbia (12:55)ー Urbiako Fonda (13:20)ー Arantzazu (15:10)


 今日はこの巡礼で最も期待していたハイライトのルートです。断崖に建設されたアランサス(Arantzazu)の修道院は2013年にMikelが車で案内して頂いた事と2016年9月のCamino Vasco interiorを歩いた際にこのルートと交差した事もあり何時か歩いてみたいと考えて居ました。
 Araiaの友人宅から農道を歩き始めると今日は朝から青空が広がり期待が増してきました。Camino Vasco interiorの林道へ出て暫く登っていくと林道の終点の Zumarraundiに着きました。ここから林間の中のルート(Camino del bosque)を登るとサン・アドリアン・トンネル(Tunel de San Adorian)への分岐があります。一旦広々とした見通しの良い道路に出てから再び白樺林の様な林間を歩いていくとやがて草原の広がる場所へ出ます。やや下には山小屋の様な建物があり人の姿も見えましたが背景には白い岩肌の岸壁が見え素晴らしい景観です。
 やや草原を下ると広い平原になり山の中腹に羊の群れも見えますが、後友人に聞くと夏場はこの付近に数千頭の羊が放牧されるとの事です。牧場の様な建物を過ぎて暫く歩くと小屋(Urbiako Fonda)の前にベンチと水場もあるので暫く休憩しましたが周囲の山々の景観は見事でした。ここは食事も出来るレストランとの事ですがあいにく今日は休業日との事です。
 巡礼路は小屋の裏手から林間の中をArantzazuへ下りますが前方に午後の日差しを受けたバスクの山々を望みながら下れるのは期待していたルートが快晴の一日で歩けた事に十分満足感がありました。
 Arantzazuはシーズンオフの為か観光客は少なく静かでしたが新しいAlbergueは多くの学生がセミナーの様な学習来ており一緒に泊まる事になりました。
 

 宿泊先:Albergue de Arantzazu

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① Araiaから最高標高地点までの標高差は約600mですが初めは林道を歩き距離もあるので問題はありません。  標識もCamino Ignacianoの標識よりもハイキングルート(GR)の標識が殆どでした。

② Urbiako Fondaはレストランとして食事も提供することですが季節営業の様で利用には確認が必要です。
 その他、途中にBar等はありません。

③ Arantzazuには新しいAlbergueが開設されておりセルフサービスで朝食も食べることが出来ます。
 付近にはホテルも数軒ありレストランも利用可能です。


Arantzazu1 Arantzazu2
       Camino del bosque       林間の中を歩く
Arantzazu3 Arantzazu4
      バスクの山々-1        バスクの山々-2
Arantzazu5 Arantzazu6
        草原の道     Urbiako Fonda
Arantzazu7 Arantzazu8
      Arantzazuへ下る      Arantzazu 修道院
 
 
 

   3.13  アランサス(Arantzazu)からスマラガ(Zumarraga)へ    
          2019年10月26日(土)  晴れ    19.0Km (24.1Km)  31.511歩 



    Arantzazu (08:20)― Puerto de Biozkornia(10:10)ー Embalse(12:15) ー
     Ferrería de Mirandaola(13:20)ー Legazpi (13:50)=(電車)= Zumarraga/San Sebastian


 今日はスマラガ(Zumarraga)までプエルト・デ・ビオスコルニア (Puerto de Biozkornia)へ登ってから一気に下りになります。ArantzazuのAlbergueの裏から30分程度で農家の前に出ますが朝日に輝く周囲の山々が良く見渡せます。バスクの山の眺めを楽しみながら緩やかに登っていくと農家の方が放牧していた馬を村へ下すのか犬が巧みに誘導しながら下りてきました。周囲は石だらけの道になりまた30分程度急な坂を登ると避難小屋の様な建物もありました。やがて最高地点の広い峠の様な場所に出ると東側のスマラガ(Zumarraga)方面が見渡せ圧巻の景色が広がっていました。快晴でしたが峠は風が強く暫く写真撮影をして下りますがかなりの急坂で反対側から登ってくるのはかなり大変な登りと思います。
 峠から一気に下って林間になり林道に出ると狩猟に来ている車がありましたが10月末から狩猟の解禁との事です。貯水池へ着くと週末の為か自転車や子供連れの方が見られここからは舗装道路になります。
 道は川沿いでRenfeの線路も並行してブリンコア(Brinkoa)の村を通って行くとオニャティ(Oñati)からの道路(GI-2630)と交差しますが引き続き河沿いの道を歩くことが出来て公園(Ferrería de Mirandaola)に着きます。ここからは次第に市街地の道になりレガスピ(Legazpi)の街に入りました。
 Barで休憩をして3日間の山歩きの無事を祝いましたが、ここからMikelさんの自宅のSan Sebastianまで電車で1時間なので今日はここからSan Sebastianへ行き明後日にスマラガ(Zumarraga)から最後の行程を歩くことにしました。

 

 宿泊先:San Sebastian 友人宅

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① Arantzazuから最高地点のPuerto de Biozkorniaまでの標高差は約450m程度ですが逆コースで Zumarragaから歩くと約850m程度の登りになります。

② 標識はハイキングルート(GR)の物が多く赤い矢印は部分的にあります。
 Puerto de Biozkorniaの峠付近は広いので悪天候等の際は下山ルートを間違えないように注意が必要です。


Zumarraga1 Zumarraga2
      Arantzazuからの登り    Puerto de Biozkornia
Zumarraga3
     Zumarraga方面を望む      下りの道から振り返る
Zumarraga5 Zumarraga6
      貯水池(Embarse)      Brinkoa




   3.14  スマラガ(Zumarraga)からロヨラ(Loyola)へ    
           2019年10月28日(月)  曇り後晴れ     17.5Km    



    San Sebastian(08:00)=(電車)= Zumarraga (09:05)― Aizupurutxo(11:00)
                            ー Askoitia(12:25) ー Loyola (13:30)


 電車でスマラガ(Zumarraga)へ戻り市役所で最後のスタンプを押して貰いました。街の河沿いの公園から整備された遊歩道を歩きます。ここはかつてスマイア(Zumaia)まで約34Kmの狭軌鉄道が通っていましたが1986年に廃線になり廃線跡を遊歩道として整備したもので現在は自転車やランニング等に利用されています。Zumarragaとロヨラ(Loyola)の標高差は約290mとの事で道は緩やかに下っており遊歩道の下は道路(GI-631)とUrola川に沿っています。
 平日の為か自転車や歩く人は少なく静かな紅葉も終わりかけた谷合を下って行きますが途中にトンネルや橋梁も残っています。同じような景色が続き距離感が分からなくなりますが2時間程度歩くと駅舎(Aizupurucho)の建物もあり次第に工場も現れてアスコイティア(Askoitia)の街に着きました。市内のBarでコーヒーを飲み直ぐに歩き始めます。街はずれから遊歩道の様な道を歩いていくと前方にロヨラ大聖堂のドームが見え、まもなく公園の様なロヨラ聖域(Santuario de Loyola)に入りました。ここはアスペティア(Azpeitia)の街で聖イグナシオ・ロヨラ(San Ignacio de Royola)の生誕地であり鉄鋼業と木材産業が主体です。聖イグナシオ・ロヨラの生家もこの聖域の一部に残されています。
 聖堂の階段を上がってみると残念ながら入り口は閉まっており事務所へ回ってスタンプと巡礼証明書を頂きました。担当者と話すと日本人でこの巡礼証明書を発行したことは無かったとの事で巡礼証明書に”Primero Japónes del Camino )と記載して頂きました。
 聖堂前の階段で記念写真を取り約1か月の巡礼を終えることになりました。公園の入り口のバス停からSan Sebastian行きのバスがあり友人宅へ戻りました。

 

 宿泊先:San Sebastian 友人宅

 

   *この行程の注意事項、コメント  

① 巡礼路は廃線跡の遊歩道で整備された道で問題はありません。Askoitiaの街まで途中にBar、水場(休憩施設)等はありません

② 聖堂の階段を上がり左手に事務所があり巡礼証明書を受け取ることが出来ます。


Loyola1 Loyora2
      Zumarragaの広場        廃線跡の巡礼路
Loyola3 Loyola4
       Aspeitiaの街    Santuario de Loyolaへ向かう
Loyola4 Loyola6
        記念撮影        Loyola大聖堂全景

                                        TOPへ

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